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アカエゾマツの物語
北海道に分布するアカエゾマツ(赤蝦夷松)は「北海道の木」に認定されており、過酷な環境のもとゆっくりと成長した良質なものが天塩松(テシオマツ)と呼ばれております。
明治から大正期にかけて欧州へ輸出され、楽器の部材等として珍重された歴史があり、国内では「日本のバイオリン王」として名高い鈴木政吉が製作した「幻の名器」と呼ばれるバイオリンの表板に、この天塩松が使われていたことが判明しました。その年、森林組合関係者はこう言葉を残しました。
「今はもう、楽器に使えるほどの木は残っていない」
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